青島大學(xué)考研真題-基礎(chǔ)日語

朽木易折，金石可鏤。千里之行，始于足下。PAGE第頁/共頁青島大學(xué)2009年碩士研究生入學(xué)考試試題科目代碼：606科目名稱：基礎(chǔ)日語（共15頁）請考生寫明題號，將答案所有答在答題紙上，答在試卷上無效問題一、下線を引いた言葉の正しい読み方をア、イ、ウのなかから選びなさい。（1×20＝20）01母親は鍋をていねいに風(fēng)呂敷に包んで、アイに手渡しました。アふろしきイふろしくウふろしけ02おろしたての草履が磨り減って、鼻緒が切れるくらい歩き続けた～。アはなしょイはなおウはないと03男性は自分の家族を養(yǎng)うために、殘業(yè)をしたりして、夜遅くまで一生懸命に働いている。アつちかうイとむらうウやしなう04これは平らな良い道を行く場合の話で、ちょっとでも凸凹があると、たちまち難渋し始める。アでこぼこ イぼこでこ ウてごほご05手前の山々には辛夷が咲き、落葉松があわあわとした緑を見せている。アからまつ イこぶし ウしらかば06店といっても、表に看板も掲げていない仕舞屋ふうの造りである。アしまつや イしもたや ウしもとや07大本山は名高い古剎で、毎年春先になると、そこへ入門を志す若い雲(yún)水たちが墨染めの衣姿で集まってくる。アぼくぞめイすみぞめ ウすみじめ08後継ぎの息子はすでに得度を済ませていたが、まだ中學(xué)二年生である。アごつぎイうしろつぎ ウあとつぎ09日本人が好きな蕓術(shù)論である「有心」にしても、「幽玄」にしても、「象徴」にしても、みな「奧ゆかしさ」を求める情緒とかよいあっている。アゆうげんイゆうけんウゆげん10短い晴れ間のあと、また冷雨がきて、霙が來る。アしぐれイみぞれウさみだれ11縁側(cè)は年寄りにとっては安全で、しかも快適な場所だった。アふちがわ イゆかりがわウえんがわ12日本人の間で暗黙のうちに了解されているその程度をつかまない限り、このような表現(xiàn)は正確な情報(bào)を伝え得ないということになる。アあんもく イくらもく ウあんだま13玉手箱を開けた浦島太郎のようなことが、おれの身に起こったのだろうか。アたましゅばこイたまてばこ ウぎょくしゅばこ14私はやはり「景色よりも人間」派、徹頭徹尾野暮な生活であるらしい。アのくれ イやぼう ウやぼ15わたしはM君に呼びかけたが、竜巻というものを目撃したことがあるわけじゃない。アたつまきイりゅうがん ウりゅうまち16お神楽というのは、その言葉からもわかるように、神を喜ばせるための音楽であり、舞である。アしんがく イかみらく ウかぐら17駱駝の相場は今どれくらいになっているものか、まるで知らなかった。アそば イそうば ウそうじょう18水の流れなのか、時(shí)の流れなのか、「鹿おどし」は我々に流れるものを感じさせる。アしし イらくだ ウとら19障子というものは、もともと文字通り「さえぎるもの」という意味であり、室內(nèi)の仕切りに立てる道具のことでした。アしょうし イじょうし ウしょうじ20例えばがんは細(xì)胞増殖の異常で起こります。アさいほう イさいぼう ウざいほう問題二、次の文の片仮名の部分を漢字に直しなさい。（1×10＝10）21芥川龍之介のタンペン小説はおもしろい。22青葉の茂ったジュモクを見ると、気持ちが良くなるものだ。23そのことはいつまでも心の底にヒめておきたい。24予算にセイヤクがあるので、思うままにはいかないのだ。25この間のツナミで地下に沈んでいた島などが露出されたそうだ。26母は誰にも言わずに外出のシタクを整えた。27海辺のスナハマを裸足で歩くのが好きだ。28日本人は天然をセイフクするのではなくて天然に親しむべきだと考えている。29環(huán)境保護(hù)の運(yùn)動がすでに民衆(zhòng)の中にネザした。30こんなことをサイバンにかけようとしても、たぶん引き受けてくれる弁護(hù)士はいないだろう。問題三、次の語群から適切な言葉を選んで、須要な場合は形を変えて書き入れなさい。（1×10＝10）語群：①意気地ない②耳が遠(yuǎn)い③けなげ④耳が痛い⑤やりぬく⑥肥える⑦窮する⑧に対する⑨以上 ⑩反面31まだ12歳のこの子の（）な行為に敬服せずにはいられない。32あの子は小柄だが、想像（）によく働くし、また気が利くものだから、採用することにしよう。33そこまでやられても、抵御の意思一つ示す勇気のないあの子の（）には呆れたものだ。34いつもイヤホンを使っていると、（）なりやすいと言われたことがある。35いくらご意見歓迎といっても、いざ自分の子供の悪口を聞かされると、やはり（）ものである。36シルクは肌觸りがいい（）、洗濯は面倒だ。37やらない場合は別だが、やると決めたら最後まで（）性格だ。38よい文章に多く接していると、文章に対する目が天然に（）いく。いつの間にか文章を書く能力もついているものである。39會長が事業(yè)の拡張を目指すのに（）、社長は小さく質(zhì)の高い企業(yè)を目標(biāo)にしている。40道理につまって言葉に（）。問題四、次の①～⑩の空欄に入る語を後から選び、記號で答えなさい。一つの語は一回だけ使うこと。（1×10＝10）41開いた（）がふさがらない 42後ろ（）を引かれる43後ろ（）を指される 44（）に縒りをかける45（）に泥を塗る 46（）が回る47（）を抜く 48（）を割る49（）であしらう 50（）からうろこが落ちるあ頭 い髪 う目 え口 お鼻 か耳 き顔 く歯 け舌 こ腕さ指 し腹 す尻 せ足 そ手問題五、次の（）に入れるのに最も適當(dāng)なものをア、イ、ウ、エから一つ選びなさい。（1×10＝10）51昨日の同僚の集まりでは、木村さんと小野さんが大聲で喧嘩をして（）。アみすぼらしかった イみぐるしかったウむさくるしかった エみかねた52部屋の內(nèi)裝の費(fèi)用を業(yè)者に（）もらった。 ア見計(jì)らって イ見積もってウ見込んで エ見通して53この企畫の実施は皆さんの助力に（）ところが多いから、ぜひご協(xié)力願います。 ア負(fù)う イ借りる ウ活かす エ働かす54もとより人間の體にはウイルスなどと戦う力が（）いるから、軽い風(fēng)邪なんか薬を飲まなくても済むのよ。 ア持たれて イ構(gòu)えて ウ備え付けて エ備わって55長年にわたる醫(yī)療保険制度は高齢化社會を迎えるにつれ（）始めた。 アこわされ イはずされ ウくずれ エうしなわれ56気の合ったどうしなので話も（）。 アとぎれる イおどる ウとぶ エはずむ57申し訳ありませんが、どうしても納期に間に合わないので、一日延ばしていただけると（）です。 ア好都合 イ好具合 ウ好適 エ好意58ずっと田舎生活をしてきた両親は、なかなか都會生活に（）。 アならない イなれなくなる ウなじまない エなじむ59先隣の部屋の前を通ると、中から（）女性の話聲が聞こえた。 ア甲高い イ聲高に ウけたたましい エするどい60政府は（）消費(fèi)を刺激しようとしたが、結(jié)局効かなかった。 ア頸を捻って イ首を突っ込んで ウ手を出して エ手をかえ品をかえて問題六、括弧の中の言葉を使って、次の中國語を日本語に訳しなさい。（2×10＝20）61同樣的東西按照不同的使用主意，有的使用壽命就會長。所以這不是質(zhì)量問題，而是使用主意不當(dāng)。（～ようによっては、長持ちする）62雖說是小孩子，可只要意見準(zhǔn)確，還是應(yīng)該仔細(xì)聽一聽的。倘若大人能聆聽他們的意見，他們會受到很大鼓勵(lì)的。（耳を傾ける、勵(lì)みになる）63就我個(gè)人的經(jīng)驗(yàn)而言，即便價(jià)格貴一點(diǎn)，還是住帶浴室和衛(wèi)生間的房子比較安全。（～からすれば、バス?トイレ付）64船上廣播說輪船已經(jīng)偏離臺風(fēng)前進(jìn)方向，全體乘客聽后總算放下心來。（胸を撫で下ろす）65她違抗諾言看了其中的東西，這不外乎是出于好奇心，不必大驚小怪。（～以外の何物でもない、大騒ぎ）66小學(xué)年年擴(kuò)招，在校生人數(shù)已經(jīng)打到1萬人。狹窄的校舍里擠滿了人，擁擠不堪的情況異常突出。（目白押し、窮屈さ）67看著大家沒精打采的形狀就知道昨天的輸球還在影響著大家。（ところをみる、尾を引く）68那不知名的行星靠得更近了。駕駛艙里正在用望遠(yuǎn)鏡瞭望的宇航員大聲叫了起來：“簡直神了，行星上居然有森林、河流和湖泊。草原上像是開著鮮花呢?！保ɑ笮恰ⅳ胜螭趣いΔ长趣溃?9新藥的研制已經(jīng)結(jié)束，從下個(gè)月起差不多正式進(jìn)入臨床實(shí)驗(yàn)階段。（臨床実験、というところだ）70這項(xiàng)獎(jiǎng)學(xué)金不受國籍限制，所以從昨天起報(bào)名者蜂擁而至。（～を問わず、殺到する）問題七、次の各文の部分に何を入れたらいいのか、下のＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄから一つ選びなさい。（1×10＝10點(diǎn)）71７世紀(jì)初めのは日本最初の仏教文化である。Ａ、白鳥文化Ｂ、飛鳥文化 Ｃ、天平文化 Ｄ、國風(fēng)文化72、１４世紀(jì)末の金閣に代表される北山文化、１５世紀(jì)末の銀閣に代表される東山文化が栄えた。Ａ、鎌倉時(shí)代Ｂ、安土?桃山時(shí)代Ｃ、江戸時(shí)代Ｄ、室町時(shí)代73內(nèi)閣の統(tǒng)一を保つために、は國務(wù)大臣の任免権を持つ。Ａ、內(nèi)閣総理大臣Ｂ、國會 Ｃ、天皇 Ｄ、裁判所74日本國の場合、公共料金でないものを次の中から選びなさい。Ａ、運(yùn)河料金Ｂ、國立小學(xué)の授業(yè)料Ｃ、果物の値段Ｄ、米の値段75疾病?失業(yè)?事故?老齢などで収入を失った國民に、所得の保障をするのがである。Ａ、公的扶助 Ｂ、社會保険Ｃ、社會福祉Ｄ、公衆(zhòng)衛(wèi)生76は世界最古の木造建築である。Ａ、法隆寺 Ｂ、薬師寺 Ｃ、清水寺 Ｄ、金閣寺77天然中央主義の庭園でないものを次の中から選びなさい。Ａ、寢殿造り庭園Ｂ、大名庭Ｃ、岡山の後楽園Ｄ、浄土庭園78軍記物語でないものを次の中から選びなさい。Ａ、『日本霊異記』 Ｂ、『源平盛衰記』Ｃ、『太平記』 Ｄ、『保元物語』79『』は現(xiàn)代主義的な近代小説に先駆けた作品とも言われ、主人公?世之介の、７歳から６０歳までの遍歴を描いた物語である。Ａ、好色一代女 Ｂ、好色一代男Ｃ、日本永代蔵 Ｄ、世間胸算用80今やは日本人の國民的スポーツである。するスポーツとしても見るスポーツとしても、本科アメリカの人気を凌駕するほどだ。Ａ、弓道Ｂ、剣道Ｃ、野球Ｄ、サッカー問題八、次の文中の「＿＿＿」に入る最も適當(dāng)なものをA～Ｄの中から一つ選びなさい。（1×10＝10點(diǎn)）81今ご注文いただきますと、今月中には＿＿＿と思います。Ａお屆けできる Ｂお屆けいたすＣお屆けられる Ｄお屆けになれる825時(shí)をもちまして、本日の業(yè)務(wù)を＿＿＿。Ａ終了いたしております Ｂ終了させていただきますＣ終了させてくださいます Ｄ終了させてお願います83課長、お留守中に、原田さんというう方が＿＿＿。ＡおいでいただきましたＢまいられていらっしゃいましたＣお越しくだされましたＤおみえになりました84弊社の商品を＿＿＿、誠にありがとうございます。Ａ御買い上げ差し上げＢ御買い上げいただきＣお買い上げなさってＤ御買い上げ頂戴して85社長：「君、私のかばんはどこにあるの?！股鐔T：「社長のかばんなら、あそこに＿＿＿?！梗沥い椁盲筏悚い蓼梗陇い扦摔胜辘蓼梗盲搐钉い蓼笵おります86朝十一時(shí)半、起きいつるに三日前のごとくこまかき雪降りゐたり。Ａ斷定助動詞の終止形 Ｂ斷定助動詞の連用形Ｃ完了助動詞の終止形 Ｄ完了助動詞の連用形87隣人雪踏んで來たり、午後一時(shí)半米國飛行機(jī)何臺とやら襲來するはずなれば用心せよ、と告げて去れり。Ａ下一段活用動詞の連用形Ｂ下一段活用動詞の未然形Ｃ下二段活用動詞の連用形 Ｄ下二段活用動詞の未然形88おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。Ａ四段活用動詞の未然形 Ｂラ変活用動詞の未然形Ｃ形容詞の連用形Ｄ形容詞の未然形89心何となく落ちつかねば、食後秘蔵せし珈瑳をわかし砂糖惜し気なく入れ、Ａサ変活用動詞の連用形Ｂサ変活用動詞の未然形Ｃサ変活用動詞の已然形Ｄサ変活用動詞の命令形90若しもの場合にもこの世に思ひ殘すことなからしめむとてなり。Ａ使役助動詞の連用形Ｂ使役助動詞の未然形Ｃ下一段活用動詞の連用形Ｄ下二段活用動詞の未然形問題九、次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。（一）（5＋1.5＋2＋2＋4.5＝15點(diǎn)）「古池や蛙飛び込む水のおと」という芭蕉の聞名な俳句がある。いうまでもなくこの俳句の主役は音である。だが、その音も「ボチャン」とか「ポチャン」ではつまらない。それはちょうど、水に飛び込んでいる蛙の絵や、そのまわりに丸く描かれた波紋を連想するくらいばかげている。ぼくらの感性は日常知らぬ間に汚されているもので、そういう汚れた感性でこの句を受けとったら、むしろ滑稽になってしまう。いうなら、古池や蛙の姿など見なくともいいのである。ただ耳だけの世界がそこにある。蛙の飛び込んだ水の音、つかの間の余韻、そのかすかな聞きとりがたいものを追って耳は限りない靜寂に出會っていく?！腹懦亍工趣いΔ长趣肖?、この限りない靜寂のために絶対欠かすことができなかったというふうにみえる。そういう芭蕉の耳はまた、「閑かさや巖にしみ入る蟬の聲」という俳句を生んだ。蟬の聲を「しみ入る」と聞いた耳は並大抵ではないが、もちろん蟬は油蟬か桜蟬《ニイニイ蟬》であろう。夏の山の中などで聞くその聲は、とても「閑かさ」などといえたものではない。けれどもそうして激しく耳を打っているうちに、やがて耳鳴りのように無感覚になって、いつの間にか深い靜寂にとり囲まれていく。だがその靜寂を意識すれば直ちに蟬の聲が耳にもどってくるといった、意識と無意の間を去來する遠(yuǎn)近の感情をぼくらがよく知っているから、「巖にしみ入る」という句に圧倒されるのではあるまいか。芭蕉の耳はその遠(yuǎn)近を?qū)g感としてとらえた。凡庸な耳ではとうてい聞きとることのできぬ変化を、眼前の巖にしみ入る響きと聞き分けたというふうである。これらの俳句から、ぼくらは芭蕉の音に対する感性をうかがい知ることができる。そしてまたその感性は、芭蕉の俳句を愛しているぼくらに通じ、芭蕉以前の古い日本の耳に通じているに相違ない。それを一つの音に沒入することのできる耳、あるいは閑寂の緊張を知る耳といってもいいだろう。それは近代音楽を生み出したヨーロッパの耳とも、好んで打楽器の刺激的な響きを打ち鳴らすたぐいの東洋の耳とも異なった、ある獨(dú)自の感性を明かしている。91、次の①～⑩と同じ意味のものをA～Jの中から選び、（）の中に入れなさい。（1點(diǎn)×5＝5點(diǎn)）①響き（） A大きな音があたりに響く②とろり（） B精神の働きが緩やかになる③ボチャン（） Cやや重いものが水に落ちる④こよなし（） D広く周囲に伝わって聞こえる⑤とどろく（ ） Eこのうえない92、傍線部の「ばかげている」とは、どうしてそう言えるのか、日本語で説明しなさい。（1．5點(diǎn)）93、「一つの音に沒入することのできる耳」と意味的に関連のあるものに「○」、ないものに「×」をつけなさい。（0．5點(diǎn)×4＝2點(diǎn)）（）①たくさんある中で特定の音をキャッチできる耳（）②ある音に沒頭して聞き入ることのできる耳（）③ある音に通常のように反応できる耳（）④音におぼれて、意識不明になる可能性のある耳94、「閑寂の緊張を知る耳」と意味的に関連のあるものに「○」、ないものに「×」をつけなさい。（0．5點(diǎn)×4＝2點(diǎn)）（）①靜けさの中で大きい物音が聞こえる耳（）②靜けさの中でわずかな音も聞き分ける緊張感を持つ耳（）③靜かな環(huán)境の中である種の緊張を保つ耳（）④靜かであればあるほど緊張感が生じる耳95、「古池や蛙飛び込む水の音」「閑かさや巖にしみ入る蟬の音」「芭蕉野分けしてたらいに雨を聞く夜かな」、この三つの俳句を理解するために役に立つものに「○」、役に立たないものに「×」をつけなさい。（0．5點(diǎn)×9＝4．5點(diǎn)）（）余韻（）耳鳴り （）単一（）沒入（）波紋（）無意（）緊張 （）意識（）ボチャン（二）(3×5＝15點(diǎn))蕓術(shù)家にして科學(xué)を理解し愛好する人も無いではない。また科學(xué)者で蕓術(shù)を鑑賞し享楽する者もずいぶんある。しかし蕓術(shù)家の中には科學(xué)に対して無頓著であるか、あるいは場合によっては一種の反感をいだくものさえあるように見える。また多くの科學(xué)者の中には蕓術(shù)に対して冷淡であるか、あるいはむしろ嫌忌の念をいだいているかのように見える人もある。場合によっては蕓術(shù)を愛する事が科學(xué)者としての墮落であり、また恥辱であるように考えている人もあり、あるいは文蕓という言葉からすぐに不道徳を連想する潔癖家さえまれにはあるように思われる?？茖W(xué)者の天地と蕓術(shù)家の世界とはそれほど相いれぬものであろうか、これは自分の年來の疑問である。夏目漱石先生がかつて科學(xué)者と蕓術(shù)家とは、その職業(yè)と嗜好を徹低に一致させうるという點(diǎn)において共通なものであるという意味の講演をされた事があると記憶している。もちろん蕓術(shù)家も時(shí)として衣食のために働かなければならぬと同様に、科學(xué)者もまた時(shí)として同様な目的のために自分の嗜好に反した仕事に骨を折らなければならぬ事がある。しかしそのような場合にでも、その仕事の中に自分の天與の嗜好に逢著して、いつのまにかそれが仕事であるという事を忘れ、無我の境に入りうる機(jī)會も少なくないようである。いわんや衣食に窮せず、仕事に追われぬ蕓術(shù)家と科學(xué)者が、それぞれの製作と研究とに沒頭している時(shí)の異常な心的狀態(tài)は、その間になんらの區(qū)別をも見いだしがたいように思われる。しかしそれだけのことならば、あるいは蕓術(shù)家と科學(xué)者のみに限らぬかもしれない。天性の猟師が獲物をねらっている瞬間に経験する機(jī)微な享楽も、樵夫が大木を倒す時(shí)に味わう一種の本能満足も、こ